
「長年連れ添った愛車を手放すなら、少しでも高く売りたい…」
「でも、車買取ってなんだかトラブルが多そうで不安…」
あなたがもし、このような疑問や不安を抱えているなら、この記事はきっとお役に立つでしょう!
車の売却は一生に何度も経験することではないからこそ、「失敗したくない」という気持ちは当然ですよね。実際に、最近では中古車の売却を狙った車買取業者の詐欺が全国的に報告されており、その手口は年々巧妙化しているという現状があります。
この記事では、車買取でよくあるトラブルの事例と対策について詳しく解説していきます!ぜひ最後まで読んで、後悔のないスムーズな車売却を目指しましょう。
そもそも、なぜ車買取トラブルは増えているの!?
では、なぜこんなにも車買取のトラブルが増えているのでしょうか?
かつてはディーラー下取りが車を売る方法として主流だった時代ですが、近年は多様な買取業者が増え、売却方法の選択肢が広がりました。その一方で、残念ながら悪質な業者の詐欺も巧妙化しており、前もって手口を知っておかないと、大切な愛車を不当に安く買い叩かれたり、お金を騙し取られたりする結果になりかねません。
国民生活センターのデータによると、車売却に関する相談件数は2008年の621件から2011年には1,061件へと増加し、さらに2021年度には前年度の1.25倍に増加、2022年度も増加傾向にあることが報告されています。この数字からも、私たちが意識して対策を講じることの重要性がうかがえますね。
「こんなはずじゃなかった…」代表的な車買取トラブル事例11種類を徹底解説!
ここでは、実際に報告されている車買取業者の主な詐欺手口やトラブル事例を11種類ご紹介します。具体的な事例を知ることで、あなたは未然にトラブルを防ぐことができるでしょう。
【トラブル事例1】価値ある車を安く買い叩かれる・即決を迫られる手口に注意!
悪意を持った車買取業者の最も一般的な手口の一つは、価値のある車を相場を無視した安い金額で買い叩き、その場で即決を迫るというものです。業者が提示した査定額に自信があるのなら、本来即決を迫る必要はありません。低額で即決を迫るときは、買い叩かれている可能性が高いので、十分に警戒してください。
具体的には、以下のような被害が起こることがあります。
- 高価買取が期待できる人気車種が、買取相場を大きく下回る安値で買い叩かれるケース
- 本来であればそれなりの査定額がつくはずの車が、0円で引き取られてしまうケース
【トラブル事例2】再査定・二重査定で査定額を減らされる!?
車買取業者の詐欺手口として特に有名なのが、「二重査定」です。これは、車の引き渡し後に再査定と称して査定額を大幅に減額する手口を指します。
一般的に、以下のような流れで被害が発生します:
- 悪質業者が、他の業者よりも高額な査定額を提示してきます
- その魅力的な査定額に惹かれ、売買契約を結んで車を引き渡します
- 入金直前になって「車の状態が悪かった」などと減額の電話連絡が入ります
- 他の車買取業者を大きく下回る、大幅に減額された金額での売却を迫られます
- キャンセルを求めると、法外なキャンセル料を請求されることがあります
Q. 再査定はすべて詐欺?瑕疵担保責任との関係は?
瑕疵担保責任(2020年4月の民法改正により「契約不適合責任」に名称変更)に基づく再査定は、売却した車に売り手が把握していなかった構造上の不具合などが見つかった場合に、買取業者の正当な手続きとして損害賠償や契約解除を請求できる仕組みです。
しかし、悪質業者はこれを逆手に取り、大幅な減額を避けることができないほど不当な請求をしてくる場合があるため、注意が必要です。
【トラブル事例3】車を引き渡したのに、まさかの入金なし!?
車買取業者と売買契約を交わし、必要書類と車を引き渡した後には、通常1週間以内に入金手続きが行われるはずです。しかし、いつまで経っても入金されない場合は、車の持ち逃げを疑わなければなりません。
具体的には、以下のような状況が考えられます:
- 約束の入金日を過ぎても振り込まれない
- 業者に電話やメールで連絡しても反応がない
- 直接店舗に行ってみたら、「倒産」の張り紙が貼ってあった
【トラブル事例4】車を引き渡してもいないのに「解約できない」と言われる!?
車を引き渡していないにもかかわらず、売買契約の解約を断られるケースも報告されています。特に、バックオーダー方式の買取業者(買い手を確保してから車を仕入れる業者)は、買い手を理由に解約を断ってくることがあります。
【トラブル事例5】「クーリングオフ可能」は嘘!?虚偽説明で契約を強要する悪質業者
「クーリングオフ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?これは、訪問販売などで消費者が不意打ち的に契約させられた場合に、一定期間内であれば契約を解除できる制度です。
しかし、車買取はクーリングオフの適用対象ではありません。なぜなら、車買取は売り手が自発的に査定を依頼する行為であり、消費者が冷静に検討する時間が確保されているとみなされるためです。
もう騙されない!査定問題や売却失敗を防ぐためのトラブル回避術7選
これまで見てきたように、車買取には多くのトラブルの落とし穴があります。しかし、適切な対策を知っていれば、これらの問題を未然に防ぎ、安心して愛車を売却することができます。ここからは、具体的なトラブル回避術を7つご紹介します。
【解決策1】まずは信頼できる買取業者を選ぶことが最重要!
トラブルを避けるために最も重要なのは、「信頼性の高い買取業者を選ぶ」ことです。
では、どのような業者を選べば良いのでしょうか?
- JPUC(一般社団法人日本自動車購入協会)の加盟業者を選ぶ: JPUCは自動車買取業界の健全な発展を目指して設立された団体で、「一般消費者への安全・安心なサービスの提供」という理念のもとに活動しています
- 大手買取業者を選ぶ: 知名度の低い小規模な業者に比べて、大手企業はコンプライアンスが厳しく、トラブルが発生しにくい傾向にあります
- 地域の中小業者も口コミ・評判で判断する: 地域密着型の中小業者にも信頼できる優良業者は存在します。Google マップの口コミ、車関連掲示板、SNSでの評判、知人・友人からの紹介などを総合的に確認しましょう。特に「丁寧な対応」「約束を守る」「減額がなかった」といった具体的な体験談がある業者は信頼度が高いと言えます
【解決策2】車一括査定サイトを賢く活用しよう!
愛車を確実に高値で売却したいなら、「車一括査定サイト」の利用が非常に有効です。たった一度の申し込みで複数の買取店に査定依頼できるため、業者間の競争により査定額が吊り上がりやすいという最大のメリットがあります。
項目 | メリット | デメリット |
---|---|---|
申し込み | 一度の申し込みで複数の業者に査定依頼が可能 | 複数の業者からの営業電話やメールが殺到する可能性 |
査定額 | 業者間の競争により査定額が吊り上がりやすい | オンライン見積もりと実車査定額に乖離が生じることも |
相場把握 | 愛車のリアルな査定相場を簡単に把握できる | 地域によっては選択肢が限られる場合がある |
【解決策3】契約書の内容はすみずみまで確認すべし!
車の売買契約は、基本的に契約書に署名した時点で成立する「本契約」です。一度署名すると原則として解除は困難なため、署名前に契約内容を十分に確認することが最も重要です。
特にチェックすべき重要項目は以下の通りです:
- 売買金額・支払い方法・支払い時期
- 車両情報・引渡し条件
- 契約解除・キャンセル規定
- 瑕疵担保期間
【解決策4】口約束はNG!重要なことは必ず書面に残そう
「口頭で合意したから大丈夫」と安易に考えてはいけません。口頭での合意も法的拘束力を持つ場合がありますが、後でトラブルになった際の証明が非常に困難になります。
重要なポイント:「言った、言わない」のトラブルを避けるためにも、売買金額、支払い条件、キャンセル規定など、重要なことは必ず書面に明記してもらいましょう。
【解決策5】売却代金を受け取るまでは車両と書類を安易に引き渡さない!
入金されないトラブルを防ぐためにも、売却代金を受け取る前に車両と必要書類を全て引き渡すことは避けるべきです。
- 入金や現金の受け取りを条件として引き渡すようにしましょう
- 引き渡し後の名義変更に必要な書類も、代金受け取り後に引き渡すのが安全です
- どうしても引き渡しが先になる場合は、入金に関する取り決めを書面として残し、業者が逃げられないように証拠を作っておくことが重要です
【解決策6】査定時には曖昧な情報も正直に申告しよう
愛車の修理歴や不備は、後々のトラブルを回避するために事前に正直に伝えることが非常に大切です。
注意:もし修復歴や不具合を知っていながら申告せずに契約すると、「契約不適合責任」を問われ、損害賠償や契約解除を求められる可能性があります。
【解決策7】即決を迫られても焦らずじっくり検討を!
買取業者から「今契約すれば高値で買い取る」「今日でないとこの金額は出せない」などと強引に即決を迫られても、その場で決断するのは避けましょう。
- 「今だけ」「ここだけ」という言葉には特に注意してください
- 他の業者との比較や、家族への相談を踏まえて売却を決めるためにも、一度持ち帰って検討する時間を確保しましょう
- 高圧的な態度で契約を迫る業者は、悪質である可能性が高いです
万が一トラブルに巻き込まれたら?すぐ相談すべき場所3選!
どんなに注意していても、残念ながらトラブルに巻き込まれてしまう可能性はゼロではありません。もし車の売却で詐欺被害に遭ったり、問題に直面したりした場合は、一人で抱え込まずにすぐに専門機関へ相談することが大切です。
【相談先1】国民生活センター・消費者ホットライン188
地方公共団体が設置する消費生活センターは、消費生活全般に関する問い合わせや苦情などに対応する行政機関です。専門の相談員が、あなたのトラブルについて具体的なアドバイスを提供してくれます。
全国統一番号の消費者ホットライン「188」に電話すれば、最寄りの消費生活相談窓口を案内してもらえます。
【相談先2】JPUC車売却消費者相談室
JPUC(一般社団法人日本自動車購入協会)が運営する「JPUC車売却消費者相談室」では、車買取業界に精通した相談員が、売却に関する困りごとやトラブル、疑問に迅速に答えてくれます。
国民生活センターよりも車に関する専門性が高いため、より具体的なアドバイスが欲しい場合に利用すると良いでしょう。電話番号は0120-93-4595で、平日の9:00~17:00に受け付けています。
【相談先3】弁護士
契約の解除や損害賠償請求など、法的な解決が必要な場合は、弁護士に相談することを検討しましょう。弁護士は個別の状況に応じた解決策を提案し、代理人として業者との交渉や法的手続きを行ってくれます。
Q. 警察への相談も検討すべき?
詐欺被害が明確な場合や、車が持ち逃げされたといった犯罪行為が疑われる場合は、警察への相談も欠かせません。消費生活センターは返金などを強制できないため、警察への相談も並行して行うと良いでしょう。
まとめ:後悔しない車売却のために、今すぐ行動しましょう!
大切な愛車を売却する際に、トラブルに巻き込まれるのは誰にとっても避けたいものです。しかし、悪質な業者の手口を知り、適切な対策を講じることで、そのリスクを大幅に軽減できることがお分かりいただけたでしょうか。
この記事のポイントをまとめると、以下のようになります:
- 車買取トラブルは年々増加しており、再査定による減額、入金されない、高額なキャンセル料請求など、多岐にわたる手口が存在します
- 信頼できる買取業者を選び、車一括査定サイトを賢く活用することが高価買取とトラブル回避の鍵です
- 契約書の内容を隅々まで確認し、口約束ではなく書面に残すこと、そして焦らず即決しないことが非常に重要です
- 修復歴などの情報は正直に申告し、個人情報保護のための対策も忘れずに行いましょう
- 万が一トラブルに巻き込まれた場合は、国民生活センターの消費者ホットライン188やJPUC車売却消費者相談室、弁護士など、専門機関に速やかに相談しましょう
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